4.素材の選択
お次は素材の選択に入った。管理人が選んだ素材はA7075材だ。
この部材、硬くて良い※のだが単価が高いからか、オーバースペックだからか? バックステッ プなどの素材にはほとんど使われていない様子。
アルミ合金である7075材は超超ジュラルミンと言われ、かつて、住友金属が日本で始めて、 いや、世界で始めて合成技術を確立し、大日本帝国海軍零式艦上戦闘機の主要部分に使っていた部材なのだ。
当時、超ジュラルミン(2024?)しか持ち合わせていなかった連合国は、アリューシャン列島 で鹵獲(ろかく)した破損の少ないゼロ戦の機体から分析、量産して後の航空機製造に役立てたと言う。何十年も前とはいえ、そんな日本の技術が入っている材料を是非オレの単車に採用したかったのだ。
(零戦自体はこの際どーでもいいです)
※硬くなるともろくなる性質の素材は炭素鋼です。
この部材、硬くて良い※のだが単価が高いからか、オーバースペックだからか? バックステッ プなどの素材にはほとんど使われていない様子。
アルミ合金である7075材は超超ジュラルミンと言われ、かつて、住友金属が日本で始めて、 いや、世界で始めて合成技術を確立し、大日本帝国海軍零式艦上戦闘機の主要部分に使っていた部材なのだ。
当時、超ジュラルミン(2024?)しか持ち合わせていなかった連合国は、アリューシャン列島 で鹵獲(ろかく)した破損の少ないゼロ戦の機体から分析、量産して後の航空機製造に役立てたと言う。何十年も前とはいえ、そんな日本の技術が入っている材料を是非オレの単車に採用したかったのだ。
(零戦自体はこの際どーでもいいです)
※硬くなるともろくなる性質の素材は炭素鋼です。
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3.Tarozzi(タロッティ)

このメーカーは息が長く、今だに存在していて部品供給もしているようだ。
切削の精度が悪いけど、かえって良い為?(※)か、ガタが少なく操作性も十分である。
量産品でこの強度だったら納得。走行時に立ち上がってもグニャグニャしないって事はいう までも無い。
今のタロッティバックステップにはポジション除いて操作性や強度的に何も不満は無いんだ けど、スイングアーム換えちゃったおかげでブレーキのプッシュロッドが通らず不評な馬鹿でかい純正マスターが使えなくなってしまった。

でも、ちゃんと使えますよ、コレ。
問題はピストンパ ーツの欠品って事くらい。

実はこのタロッティのバックステップは管理人のベストポジションではない。
本来、最初にお断りしていた通り、ステップを製作・交換する行為は、ハンドルの位置、ライダー個人の体格やクセなど からベストポジションを割り出して製作されるべきと思うが、管理人のベストである、「純正よ りチョット後ろでチョット高め」にして取り付けると
になってしまうのである。(←あくまで持ち主の主観です)
なので、自分なりに見た目カッコ良く、しかし、あまり乗りづらくなくと言った具合でこの位置で納得しているのだ。
次回に続きます。
2. 当ガレージの要求するスペック
話は少しそれたが、当ガレージで要求するスペックを挙げてみた。
溶接部分が一切無い。
摺動部分にはベアリングが入っている。
走行中、立ち上がってもグニャグニャしない。
マスター取り付けプレートとステップのベースが一体型で強度がある。
ステップは不可倒式である。
チェンジ側ペダルはローレット加工していない。
立ちゴケ程度では傷くらいしか付かない強度を持つ。
ブレーキスイッチは純正かマイクロスイッチを使用出来るもの。
ステップの位置はピボットより下であること。
ポジションは今のタロッティと同じ。
以上のスペックで再び探してみたがやはり既製品では存在しないみたい。
そして、クランクシャフトやフレームの件で度々世話になったモリヤマエンジニアリングに相談すると
「出来合いでは無いと思いますがウチなら確実に作れますよ」との事。

ここは細かい注文にも応じてくれるのと技術が高いので、製作をお願いするのには申し分の 無いショップである。
やっぱりワンオフで作るしかないか・・。 金かかるな・・・・。 でも一品モノだしぃ・・・。
まあ、自分の満足する物が既製品で存在しないんじゃ仕方が無い。
とりあえず家に帰って構想を練る事にした。
次回に続く・・・。
溶接部分が一切無い。
摺動部分にはベアリングが入っている。
走行中、立ち上がってもグニャグニャしない。
マスター取り付けプレートとステップのベースが一体型で強度がある。
ステップは不可倒式である。
チェンジ側ペダルはローレット加工していない。
立ちゴケ程度では傷くらいしか付かない強度を持つ。
ブレーキスイッチは純正かマイクロスイッチを使用出来るもの。
ステップの位置はピボットより下であること。
ポジションは今のタロッティと同じ。
以上のスペックで再び探してみたがやはり既製品では存在しないみたい。
そして、クランクシャフトやフレームの件で度々世話になったモリヤマエンジニアリングに相談すると
「出来合いでは無いと思いますがウチなら確実に作れますよ」との事。

ここは細かい注文にも応じてくれるのと技術が高いので、製作をお願いするのには申し分の 無いショップである。
やっぱりワンオフで作るしかないか・・。 金かかるな・・・・。 でも一品モノだしぃ・・・。
まあ、自分の満足する物が既製品で存在しないんじゃ仕方が無い。
とりあえず家に帰って構想を練る事にした。
次回に続く・・・。
1.マイナスからのスタート ん?
まずはお断りです。のっけからスミマセン。
この記事は2008年11月頃の出来事を題材に作成されています。そして、バックステップをワンオフで作るってことは、ライダー個人のベストポジションから製作されるべきモノだと思います。この記事は管理人のベストポジションより見た目を優先させた内容です。従って、本来の目的から若干逸脱している文章である事をなにとぞご理解、ご了承ください。
スイングアームを今までのアルミから角鉄へ交換したら、とうとうバックステップを取り替えなけ ればいけない事になってしまった。←詳しくはこちら

スイングアームとフレームの間を通る
リアブレーキのプッシュロッドが入らない。
そこで、ブレーキマスターが外付けタイプの量産型バックステップを数社に絞って探してみたが 各社とも、削り出しで見た目はレーシーでとても美しいのだが剛性不足は否めない。
実際、バイク屋などで装着車をみてみると思わず笑ってしまった。
ブレーキマスターを固定しているプレートの強度が無くてブレーキ使うたびに歪むのだ。
故に遊びもでかい。
リアブレーキをアフォみたいに多用する管理人にはこの現象は致命的である。
しかーし、そんなものはまだマシな方でステップ自体が、足を踏ん張っただけでグニャグニャするものまである。
こんなに弱いんじゃ立ちゴケした位で曲がるか折れるかしてしまうカモ知れない。
コケた時にフレームを守るため、わざと弱くしてあるってのとチト違う。
1990年代、技術革新から大量生産を経てコストダウンに行き着いた日本のモノ作りの末路は原材料の輸入どころかその生産地までも海外に移し、「安かろう」・「悪かろう」の粗悪な製品を膨大に生 み出す結果になってその終焉を迎えたとおもう。まあ、すべての製品やメーカーががそうだと は言わないけど・・。
次回に続きます。
この記事は2008年11月頃の出来事を題材に作成されています。そして、バックステップをワンオフで作るってことは、ライダー個人のベストポジションから製作されるべきモノだと思います。この記事は管理人のベストポジションより見た目を優先させた内容です。従って、本来の目的から若干逸脱している文章である事をなにとぞご理解、ご了承ください。
スイングアームを今までのアルミから角鉄へ交換したら、とうとうバックステップを取り替えなけ ればいけない事になってしまった。←詳しくはこちら

スイングアームとフレームの間を通る
リアブレーキのプッシュロッドが入らない。
そこで、ブレーキマスターが外付けタイプの量産型バックステップを数社に絞って探してみたが 各社とも、削り出しで見た目はレーシーでとても美しいのだが剛性不足は否めない。
実際、バイク屋などで装着車をみてみると思わず笑ってしまった。
ブレーキマスターを固定しているプレートの強度が無くてブレーキ使うたびに歪むのだ。
故に遊びもでかい。
リアブレーキをアフォみたいに多用する管理人にはこの現象は致命的である。
しかーし、そんなものはまだマシな方でステップ自体が、足を踏ん張っただけでグニャグニャするものまである。
こんなに弱いんじゃ立ちゴケした位で曲がるか折れるかしてしまうカモ知れない。
コケた時にフレームを守るため、わざと弱くしてあるってのとチト違う。
1990年代、技術革新から大量生産を経てコストダウンに行き着いた日本のモノ作りの末路は原材料の輸入どころかその生産地までも海外に移し、「安かろう」・「悪かろう」の粗悪な製品を膨大に生 み出す結果になってその終焉を迎えたとおもう。まあ、すべての製品やメーカーががそうだと は言わないけど・・。
次回に続きます。